文庫本の第8章にしおりが挟まっている。
自分が死んだら、そうして欲しいと願う我侭がある。
いや、正確にその本どおりにしてくれとは言わない。
そもそも「喪の仕事」を託す伴侶がいないし^^;
ただひとつ。
うみんちゅ(海人)であるが故に。
遺灰は埋葬せず、
大海原に散骨をして欲しい。。。
【書籍】
骨は珊瑚、眼は真珠
(池澤夏樹)
ウェブサイトより抜粋
先週末は葬式だった。
葬の儀式とは、無駄が多いと思う。
その結果、一日がやたら長い。
何故だろう。
二つの趣旨があるのではないかと思った。
一日じっくりと、故人の在りし日を偲ぶ。
同時に
各々が、"死"について考える。
"死"について、今日はしたためておこうと筆を起こす。
心の琴線に触れたとき、とめどなく涙が出た。
叔父は20年以上前に離婚していた。
その先婦と子供が三人、葬儀に参列した。
生前もロクに会うことはできず。当然、最期をみとれず。
久しぶりの対面で、実父はひつぎに静かに眠っている。
崩れる親子の姿には、言葉を失った。
一度断ち切った絆であるが、その瞬間、
無念さがこみ上げていたのであろう。
家族を大切にすること。
すべての礎だと思ってやまず。
叔父はおそろしいほどの大酒呑みでかつ、
ヘビースモーカーであった。
ひつぎには、超大量のショートホープを添える。
シーバスリーガルを浸した献花も象徴的だった。
やり過ぎ感があって、おもわず、ちょっと噴出しそうに
なったぐらいである。
自業自得やな、と口を揃えつつも。
それでも無念さで言葉が詰まる参列者数知れず。
自分を大切にすること。
之も、大切だと思ってやまず。
毎日、毎日。
ひっきりなしに凶悪な殺人事件や自殺行為で
命が絶たれてる。
若年層の犯罪が日々凶悪化する一方。
殺傷能力というのか、殺意が明らかに高まっている。
命を大切にすること。
葬儀に参列し、"死について考える"と
逆に「命の尊さ」が身に沁みる。
『不幸を知って、幸せを知る』ということであろう。
『大切な人と永訣した人間に聞けば、亡くした命の尊さが分かる』
You never know what you've got till it's gone
人は失って初めて、その大切さに気付くもの
++++++
ちょうど夜、親と死別したアニキブンから連絡が入る。
「もっこり、もっこり♪」
大爆笑しながら、頭掠める。
そういえば、殊更"絆"や"家族"を大切にしてる、と。
今更ながら、少しだけ心情を察することができた瞬間であった。
そうそう。
頼むぜ、アニキ。
"自分"も大切にしてなぁ^^
これも、大事。
